富士重工編

富士重工13型B

富士重工編では、一時期バスボデーでトップシェアを誇っていた富士重工業を紹介。エンジンメーカーを問わず型を統一できたこともあって、国産4メーカー各社で多くの架装が見られた。

2000/6/10 UP! (左)JRバス四国(いすゞBU20)(HI)

2000/6/10 UP! (中)JRバス四国(いすゞCPA550)(HI)

2000/2/10 UP! (右)東京近鉄観光バス(いすゞCRA580)(GK)

 

2000/2/10 UP! (左)下北交通(三菱ふそうB806N/1970年式)(MS)

2000/6/10 UP! (中)長野電鉄(日産ディーゼルRA50P/1973年式)(HT)

2000/2/10 UP! (右)新潟交通(日産ディーゼルRA50P)(GK)

 

2000/6/10 UP! (左)富山地鉄観光(日産ディーゼルRA50P/1973年式)(HT)

2008/3/21 UP! (中)岩手県北自動車(日産ディーゼルRA50P/1978年式)(MS)

2000/6/10 UP! (右)サンデン交通(日産ディーゼルRA50P)(SIN)

  1975年に発売した「Jベンドガラス」。大阪・中央交通の要望により開発した、側面窓に固定カーブガラスを初採用したモデル。

1999/12/5 UP! (左)青南観光(いすゞCRA650/1976年式)(HI)

2000/6/10 UP! (右)京阪国際観光(日野RV550P/1976年式)(HT)

富士重工13型S

  1973年に発売した「S型セミデッカー」。第3柱から屋根を200mm上げ、前方にパノラマウィンドウを設置。その造形が鷲の横顔を連想させることから、「イーグルアイ」の愛称で親しまれた。

2001/4/18 UP! 井笠鉄道(いすゞCRA580)(HI)

  1976年に発売した「S型セミデッカー・カーブガラス車」。側面窓の固定方法は当初、左のインナータイプだったが、翌年右のアウタータイプに変更した。

2000/6/10 UP! 京都交通(日野RV550P)(HT)

  S型セミデッカー・カーブガラス車の初期型と最終型。基本的なスタイリングは変わらないものの、前面1枚窓やリベットレスボデーなど、変更点は多岐に渡る。

2000/6/10 UP! (左)京阪国際観光(三菱ふそうMS513R/1977年式)(HT)

1999/10/30 UP! (右)ケイエム観光(三菱ふそうK-MS615S)(HI)

富士重工13型G

1974年に発売した「G型セミデッカー」。第4柱から屋根を上げたモデル。日の丸は同モデルの大手ユーザーで、左は乗客定員35人のサロンカー「クィーンメリー」、 中は乗客定員45人の「ファーストクラス」。

2000/2/10 UP! (左)日の丸自動車興業 クィーンメリー(日野RV550P/1978年式)(GK)

2000/2/10 UP! (中)日の丸自動車興業 ファーストクラス45(三菱ふそうMS513RA改/1979年式)(GK)

2000/2/10 UP! (右)日の丸自動車興業(三菱ふそうMS513NA改/1975年式)(GK)

富士重工13型P

  1976年に発売した「パノラマデッカー」。第4柱から屋根を上げ、パノラマウィンドウを設置したモデル。

2000/2/10 UP! (左)会津乗合自動車 パノラマデラックス(日野RV561P)(GK)

2000/2/10 UP! (右)草軽交通(日産ディーゼルRA50T)(GK)

  パノラマといえども、明かり窓は着色されていたりテレビの収納場所となっていたため、乗客の視界が広がるわけではなかったようだ。

2001/4/18 UP! (左)日本周遊観光バス(日野RV561P)(HT)

2000/6/10 UP! (右)大阪観光バス ニューデラックス(日野RV561P/1979年式)(HT)

富士重工13型R1

1977年に発売した「R1フルデッカー」。同じ頃、日本初上陸を果たしたネオプランスカイライナーをイメージしたモデルで、大型メッキバンパーと上下分割前面窓が特徴。

2001/4/18 UP! (左)相模鉄道 スーパーコーチ(いすゞK‐CRA580)(HI)

2001/4/18 UP! (中)東都観光バス(日野K-RV541P)(BA)

2008/3/21 UP! (右)庄内交通(日産ディーゼルRA50P/1978年式)(HI)

  側面窓を切り下げた仕様。傾斜させた側面窓がスピード感を感じさせる、「メトロ窓」仕様も数多く製造した。

2000/6/10 UP! (左)千曲バス(三菱ふそうK-MS615N/1980年式)(HT)

2001/4/18 UP! (右)下津井電鉄 イーグル(日産ディーゼルK-RA51T)(HT)

「R1フルデッカー・カーブガラス車」。

2000/6/10 UP! (左)十王観光 キングスター(いすゞK‐CSA650)(HT)

2000/2/10 UP! (中)都観光自動車(いすゞK‐CSA650)(GK)

2008/3/21 UP! (右)庄内交通(三菱ふそうK-MS615N/1980年式)(HI)

乗用車のようなヒンジタイプ扉との組み合わせは、R1の美しさをさらに引き立たせた。

2000/2/10 UP! (左)松本電気鉄道(三菱ふそうK-MS615S)(GK)

2000/2/10 UP! (中)つつじ観光バス(日野RV541P)(GK)

1999/12/28 UP! (右)自家用(三菱ふそうMS513R/1978年式)(HI)

富士重工13型R2

  1978年に発売した「R2フルデッカー」。スタンダードデッカーを背伸びさせたデザインのためか、少数派にとどまった。

2000/2/10 UP! (左)東洋バス(三菱ふそうMS513R)(GK)

2000/6/10 UP! (右)近江鉄道(日産ディーゼルK-RA51T/1981年式)(HT)

日産ディーゼルRM(富士重工中型)

1975年に発売した「日産ディーゼルRM」。日産ディーゼルと共同開発した中型車で、ボデー型式は14型。

2000/1/31 UP! (左)鳴門市営(日産ディーゼルRM90E)(HI)

2000/6/10 UP! (中)備前バス(日産ディーゼルRM90E)(HT)

2013/1/4 UP! (右)自家用(日産ディーゼルK-RM80)(BU)

富士重工15型R3(1982-1992)

いすゞ

元 東京ヤサカ観光バス 1982年5月に発売した15型R3(通称R3)。いすゞへの架装はCRAシャーシから始まり、当初はカーブドガラスを組み合わせた高級車として、そして後継のHD-Iボデー登場後も東武や常磐交通など、台数口で型を揃える必要のあるユーザーへ継続して販売した。

2000/3/9 UP! (左)内山観光バス フェアリーサロン特別車(いすゞK‐CSA650)(GK)

2000/6/24 UP! (中)群馬中央バス(いすゞP-LV219S/1984年式)(HT)

2000/6/24 UP! (右)昭和観光(いすゞP-LV219S)(BA)

LV2シャーシの「R3」。識別点はドア側・正方形のエンジンルーバー。
  乗客定員55人(11列・正席45+補助席10)の車内。いすゞ純正のメータークラスターを用いたインパネは、空調噴出し口を組み込んだデザインが特徴。

2008/4/13 UP! (左)大栄観光バス(いすゞP-LV219S)(BU)

2013/1/4 UP! (右)自家用(いすゞP‐LV219N)(BU)

2000/6/24 UP! 車内例(いすゞP-LV219S)

  LV7(スーパークルーザー)シャーシの「R3」。識別点はショートホイールベース、ヘッドライト上部に追加したモール。

2009/8/26 UP! 圏央観光バス(いすゞP-LV719R)(BU)

日野

RU6(ブルーリボン)シャーシの「R3」。識別点はドア側・右下に欠けのあるエンジンルーバー。 右は日野純正のスモールランプ一体型のヘッドライト装着車。
乗客定員55人(11列・正席45+補助席10)の車内。日野純正のメータークラスターを用いたインパネは、バックアイモニターを収納可能なデザインが特徴。

2000/3/9 UP! (左)藤田空港交通(日野K-RU638AA/1985年式)(GK)

2003/3/11 UP! (中)夕張鉄道(日野P-RU638BB)(BU)

2010/1/19 UP!  (右)なの花交通(日野P-RU638BB)(BU)

2003/3/11 UP! 車内例(日野P-RU638BB/1989年式)

三菱ふそう

MS6シャーシの「R3」。識別点は運転席側・縦長のエンジンルーバー。

2000/3/9 UP! (左)京浜急行電鉄 ビスタサロン(三菱ふそうK-MS615S/1981年式)(GK)

2008/4/13 UP! (中)下北交通(三菱ふそうK-MS615S/1981年式)(MS)

2000/6/24 UP! (右)三重急行 スーパーグランド60(三菱ふそうP-MS725S/1989年式)(HT)

MS7(エアロバス)シャーシの「R3」は、三菱ふそう純正ヘッドライトを用いた前面スタイルが識別点。従前の角目4灯では、三菱ふそう純正ホイールキャップとリコールステッカーが識別点となる。

2010/1/16 UP! (左)富士モーターサービス(三菱ふそうP-MS725S)(BU)

2010/1/19 UP! (右)なの花交通(三菱P-MS725S)(BU)

日産ディーゼル

  日産ディーゼルRA51系で「フルデッカーIII」として標準架装した「R3」。識別点は運転席側・正方形のエンジンルーバー。

2003/3/11 UP! 自家用(日産ディーゼルK-RA51T)(BU)

  バスロケット搭載車。

2001/2/26 UP! (左)富山観光(日産ディーゼルK-RA51T)(HT)

2000/3/9 UP! (右)前田観光タクシー スーパー45(日産ディーゼルK-RA51T)(GK)

  1986年のマイナーチェンジ(P-RA53)で「ハイデッカーI、II」として標準架装した「R3」。主流は新型の「HD-I」に移行したものの、新デザインの フロントマスク、テールランプが選択できた。
乗客定員55人(11列・正席45+補助席10)の車内。日産ディーゼル純正のメータークラスターを用いたインパネ は、1986年のマイナーチェンジで新デザインに変更した。

2003/3/11 UP! 新富観光サービス(日産ディーゼルP-RA53TE)

2003/3/11 UP! 車内例(日産ディーゼルP-RA53TE)

富士重工15型R1(1982-1986)

元 加悦鉄道  

日産ディーゼルRA51系で「フルデッカーI」として標準架装した「15型R1」。上下分割前面窓が特徴。

2011/11/6 UP! 巨峰ライン(日産ディーゼルP-RA52T/1985年式)(BU)

富士重工15型R2(1982-1989)

「15型R2」。左右分割前面窓が特徴の廉価版。

2010/1/16 UP! (左)あぶと観光(日産ディーゼルP-RA53TE)(BU)

2000/6/24 UP! (右)頚城自動車(三菱ふそうK-MS615N/1982年式)(HT)

元 西武バス

(右)段下げした側面窓が特徴の西武グループ(元所有者)特別仕様。

2008/4/13 UP! (左)岩手県北自動車(日産ディーゼルP-RA51RA/1983年式)(MS)

2008/4/13 UP! (中)ジェイアールバス東北(日産ディーゼルP-RA52R/1984年式)(MS)

2000/2/9 UP! (右)阿寒バス(日産ディーゼルK-RA51T/1983年式)(HI)

富士重工15型B(1982-1989)

   

「15型B」。スタンダードデッカー。

2000/3/9 UP! 松本電気鉄道(三菱ふそうK-MS615N/1982年式)(GK)

富士重工16型B(1982-1989)

 

迫力のあるフロントマスク、カーブドガラスの採用など大型で好評のポイントを踏襲した6B。

2000/1/31 UP! (左)近江鉄道(日産ディーゼルK-RM80E)(HI)

2013/1/4 UP! (右)自家用(日産ディーゼルP-RM81E)(BU)

ボルボ-富士重工連接バス(1983-1985)

 

1985年に登場した「ボルボ-富士重工連接バス」。同年開催されたつくば科学博で、鉄道駅と会場を結ぶ交通手段として100台製造。会期終了後は19台が東京空港交通に移籍し、TCATと成田空港を結ぶ路線バスとして運行。

2008/4/13 UP! 東京空港交通(ボルボK-B10M/1985年式)(MS)

K-B10M型 全長17,990mm/全幅2,490mm/全高3,100mm/THD100EE型(9,603㏄・275ps)

富士重工15型R3-P(1984-1986)

 

「R3-P」。前がR3、後がHDーIという過渡期のスタイルだった。

2001/3/25 UP! (左)はとバス(いすゞP-LV219S/1985年式)(HI)

2000/6/24 UP! (右)秋田中央交通(いすゞP-LV219S/1986年式)(HT)

富士重工15型HD-I(1985-1995)

いすゞ

1985年9月に発売した15型HD-I(通称HD-I)。

2010/1/16 UP! (左)福島北都観光(いすゞP-LV219S)(BU)

2013/1/4 UP! (右)自家用(いすゞP-LV219S)(BU)

元 東都観光バス 1986年に発売したP-LV719R/U-LV771R(スーパークルーザーHD)シャーシは、角4灯のヘッドライト・横長の左側エンジンルーバー・ショートホイールベース・10スタッドホイールが識別点。90年に後継の7HDを発売後も、イースタン観光などの大口顧客では95年まで同型ボデーを架装。
乗客定員60人(12列・正席49+補助席11)の車内。シャーシメーカーを問わず同じ内装というのが特徴。

2010/3/2 UP! (左)武元重機(いすゞP-LV719R/1988年式)(BU)

2013/1/4 UP! (右)自家用(いすゞU-LV771R)(BU)

2003/3/9 UP! 車内例(いすゞP-LV719R/1987年式)

  HD-Iの大型幅9メーターは、いすゞ純正ボデー(P-LV217H)として販売。
乗客定員35人(8列・正席33+補助席2)の車内。

2010/3/15 UP! 宇陀観光(いすゞP-LV217H)(BU)

2004/3/29 UP! 車内例(いすゞP-LV217H)

日野

1985年9月に発売したP-RU638(ブルーリボン)シャーシは、日野純正のスモールランプ一体型のヘッドライト・縦長の左側エンジンルーバー・低く下部が出っ張ったリアエンジンリッド・バンパーを切り欠いた右出しのマフラーが識別点。

2010/1/16 UP! (左)ベルツリージャパン(日野P-RU638BB)(BU)

2013/1/4 UP! (右)自家用(日野P-RU638BB)(BU)

1990年に発売したU-RU2FT(セレガFD)シャーシは、上記に加え10スタッドホイールが識別点。すでに後継の7HDを発売していたため少数派。
乗客定員60人(12列・正席49+補助席11)の車内。「学校の遠足」用として読書灯さえ装備しない簡素な仕様で、恐らくメーカー純正ボデーよりも割安だったと思われる。こうした事業者の要望に応じた柔軟な対応性こそが、富士重工ボデーの強みだった。

2002/12/1 UP! (左)三洋観光バス(日野U-RU2FTAB/1991年式)(BU)

2013/1/4 UP! (中・右)自家用(日野U-RU2FTAB)(BU)

2005/9/20 UP! 車内例(日野U-RU2FTBB/1991年式)

三菱ふそう

  1985年9月に発売したP-MS725S/U-MS726S(エアロバス)シャーシは、三菱ふそう純正のウィンカー一体型の大型ヘッドライト・バンパーを切り欠いた左出しのマフラーが識別点。

2003/3/14 UP! 小田急バス(三菱ふそうU-MS726SA/1991年式)(BU)

富士重工15型HD-II(1985-1998)

いすゞ

1985年9月に発売したP-LV719R/U-LV771R(スーパークルーザーSHD)シャーシの15型HD-II(通称HD-II)は、角4灯のヘッドライト・横長の左側エンジンルーバー・ショートホイールベース・10スタッドホイールが識別点。メーカー純正のIKボデーでは設定されなかった、より高さを強調させるフロント上下2枚ガラスが好評を博した。
乗客定員45人(11列・正席45)の車内。フロント上下2枚ガラスは低運転席を連想させるが、運転席の高さは純正IKボデーの1枚ガラス車と同等。

2010/1/16 UP! (左)十王自動車(いすゞU-LV771R)(BU)

2013/1/4 UP! (右)自家用(いすゞU-LV771R)(BU)

2003/9/14 UP! 車内例(いすゞP-LV719R/1987年式)

  KC-LV781R(スーパークルーザーSHD)シャーシ。1992年に後継の7Sを発売したが、大口顧客の東都観光や東京ヤサカでは型を揃えるために、98年まで同型ボデーを架装。こちらは特別仕様のホイールベース間リフト装備車。

2002/2/17 UP! 東京ヤサカ観光バス サンシャインリフト45(いすゞKC-LV781R/1998年式)

日野

  1985年9月に発売したP-RU638(グランデッカ)シャーシは、日野純正のスモールランプ一体型のヘッドライト・縦長の左側エンジンルーバー・低く下部が出っ張ったリアエンジンリッド・バンパーを切り欠いた右出しのマフラーが識別点。

2006/9/20 UP! エヌイーケー交通(日野P-RU638BB)(BU)

  1990年に発売したU-RU3FT(セレガGD)シャーシは、上記に加え10スタッドホイールが識別点。

2003/10/27 UP! 塚原観光バス(日野U-RU3FTAB/1990年式)

富士重工-ボルボアステロ-ぺ(1987-1991)

元 光和観光バス 元 光和観光バス 1987年10月に発売された「アステローペ」。スウェーデン・ボルボ社製のミッドシップシャシーを使い、富士重工が後部2階建ての15型HD-III型ボデーを架装。グレードは「スーペリア」(2階33+1階ラウンジ6・トイレ付)「スプレンディド」「スーパーハイウェイ・インターシティ」の基本3種類があるが、画像は「スプレンディド」と呼ばれる標準的な観光仕様で、2階39+1階ラウンジ8の乗客定員47人。
2階最後部には、交代乗務員用の仮眠ベッドを装備。白のプレートには「乗務員仮眠席の為 荷物は置かないで下さい」と書かれている。近年はハイデッカーの夜行高速車で見られるレイアウトだが、ここまで客席に近いとは、果たして実用性はあったのだろうか?
2階から1階への階段。階段上には重厚な造りの柵が設置され、ステップの淵には転落防止を兼ねたLEDのイルミネーション を装備。ステッカーが貼られているように1階ラウンジは新製当初、土足厳禁だったようだ。1階ラウンジを進行方向へ撮った画像。さすがにバブル期に造られただけあって、戸棚の隣には水中花の置物が埋め込まれている。
1階ラウンジの「夜景」と階段の「花火」の風景には何と光ファイバーが仕込まれており、ゴールドキング製シャンデリアとあわせて、光による演出もされている。 低い視点から流れゆく景色はまた別世界のものらしいので、観光バスファンならずとも一度は走行中に乗ってみたい。進行方向右側が非常口、左側が手動の乗降用扉。

2005/1/22 UP!  ドリームトラベル(ボルボP-B10MB/1988年式)(BU)

2005/1/22 UP! 車内例(ボルボP-B10MB/1988年式)

  乗客定員30人(2階27人+1階3人・トイレ付)の「スーパーハイウェイ・インターシティ」。交代乗務員用仮眠ベッドは1階ラウンジ前方に独立して装備。

2002/11/18 UP! 車内例(ボルボP-B10MB)

  アステローペSHDから採用された大型グリル、リアガーニッシュ、長方形ドアガラスが装着された後期モデル。この仕様で導入されたSSDは、武蔵観光、福島観光、和田バス(ボルボアルプス)の各1台、東北急行(TOKYOサンライズ)の2台のみと思われる。

2009/8/26 UP! 晃麓観光 (ボルボP-B10MB)(BU)

B10MB型 全長11,980mm/全幅2,490mm/全高3,710mm/THD101KE型(9,595㏄・320ps)

富士重工-ボルボアステロ-ぺSHD(1990-1991)

元 有田交通   1989年10月の東京モーターショーで発表し、90年に発売した「アステローぺSHD」。SHDといえども車内レイアウトの変更と1階席の座席がないだけで、後部2階建て構造に変わりはない。

2001/3/17 UP! (左)有田交通(ボルボP-B10MB/1991年式)(BU)

2004/5/7 UP! (右)弥生(ボルボP-B10MB/1991年式)(BU)

  当初は乗客定員34人の高速路線向けとしてデビューしたが、モーターショー出品車→有田交通→弥生の1台と、道央観光バス1台の計2台に留まった模様。

2004/5/7 UP! 道央観光バス(ボルボP-B10MB/1990年式)(BU)

B10MB型 全長11,980mm/全幅2,490mm/全高3,710mm/THD101KE型(9,595㏄・320ps)

富士重工17型E(1988-2003)

いすゞのほか、日産ディーゼルシャーシでも自家用として各地で活躍が見られる7E。乗客定員60人(12列・正席49+補助席11)の車内。簡素な仕様が多い7Eとしては珍しく、テレビや冷蔵庫など乗客サービス機器をフル装備。

2003/3/9 UP! 青木交通(いすゞP-LV218L)

2003/3/9 UP! 車内例(いすゞP-LV218Q/1989年式)

富士重工UFC(1989-1996)

中扉乗降仕様

  1989年に発売したP-LV719R/U-LV771R/KC-LV781R(スーパークルーザーUFC)シャーシ専用ボデーの15型HD-IIUFC(アンダーフロアコックピット)。こちらの中央観光バス「プレステージ」が製造1号車。

2000/9/11 UP! 中央観光バス プレステージ(いすゞP-LV719R/1989年式)(BU)

1990年に製造した中央観光バス「プレステージ」後期型では、サイドガラスをより大型化し、大胆かつ洗練されたデザインへ進化した。 中扉乗降仕様は中央観光バス向けが大多数を占めたが、西東京観光バス、新富観光サービス、南海観光バス、中国バスでも導入。
乗客定員45人(13列・正席45)の車内。運転席へは(乗務員のみ)前方通路の非常用ハッチから往来可能。音響、コーヒーメーカー等の乗客サービス機器は中扉後方に、その向かいには床下トイレを設置。運転席は乗務員専用スペースと割り切ったことで、前扉乗降仕様なら客席への通路となる車内中央部に仮眠ベッドを設置。

2003/3/30 UP! 中央観光バス プレステージ(いすゞP-LV719R/1990年式)

2009/8/26 UP! 氷上中央バス(いすゞU-LV771R/1991年式)(BU)



前扉乗降仕様

元 杉崎観光>イースタン観光   前扉乗降仕様。大型リアスポイラーと屋根上直結式エアコン、後部エアインテークが省かれているため幾分おとなしく見えるものの、スラントしたフロント傾斜ガラス、バンパーに埋め込んだ丸型フォグランプなど、バスデザインの常識を超越したスポーティーなスタイリングといえよう。
  乗客定員43人の車内。荷物棚下に小型テレビを多数設置するなど、大型テレビの設置が難しいアンダーフロアコックピットならではの光景。運転席窓はパワーウィンドーで、特別注文で開閉扉にすることも可能 。

2010/1/16 UP! 眞城運送(いすゞP-LV719R改)(BU)

2002/11/21 UP! 車内例(いすゞU-LV771R/1992年式)

富士重工17型M(1990-2001)

いすゞ

1989年10月の東京モーターショーで発表し、翌90年に発売した17型M(通称7HD)。U-LV771R(スーパークルーザーHD)シャーシは、角4灯のヘッドライトとフォグランプ埋め込みのフロントバンパー・横長の左側エンジンルーバー・ショートホイールベース・10スタッドホイールが識別点。

2008/6/22 UP!  (左)スピナ(いすゞU-LV771R)(BU)

2013/1/4 UP! (右)自家用(いすゞU-LV771R)(BU)

  1995年のマイナーチェンジ(KC-LV781R)で異型ヘッドライトの新型フロントマスクに、リアスタイルを低位置テールランプ・1枚エンジンパネルに変更。

2003/10/27 UP! 群馬バス(いすゞKC-LV781R/1996年式)

  2000年に発売したKL-LV774R2(ガーラ2000 I)シャーシ。すでに後継の1Mを発売したが、主に台数口の仕事が多く、型を揃える必要がある東都観光向けとして製造。
  乗客定員55人(11列・正席45+補助席10)の車内。ガーラのメータークラスターを用いたラウンドインパネが特徴。

2004/3/29 UP! 東都観光バス(いすゞKL-LV774R2/2001年式)(左・BU)

2009/8/30 UP! 車内例(いすゞKC-LV781R1/1999年式)(TS)

1990年に発売した大型幅9メーター。前モデルに引き続き、いすゞ純正ボデー(U-LV270H/KC-LV280H)として製造。

2005/9/20 UP! (左)大蔵(いすゞU-LV270H)(BU)

2013/1/4 UP! (右)自家用(いすゞKC-LV280H)(BU)

日野

  1990年に発売したU-RU3FT/2FT(セレガFD)シャーシは、フロントマスクこそ日産ディーゼルと共通なものの、縦長の左側エンジンルーバー・伝統のやや低いテールランプ・ロングホイールベース・10スタッドホイールが識別点。
乗客定員53人(正席45+補助席8)の車内。

2010/1/16 UP!  太陽観光(日野U-RU2FTAB)(BU)

2005/9/20 UP! 車内例(日野U-RU2FTAB/1992年式)

1995年のマイナーチェンジ(KC-RU4FS/3FS)でいすゞと共通のフロントマスクに、リアスタイルを低位置テールランプ・1枚エンジンパネルに変更。日野への架装は98年3月で終了した。

2002/11/25 UP! (左)東野交通(日野KC-RU3FSCB/1996年式)

2015/7/5 UP! (右)立山黒部貫光(日野KC-RU3FPCB/1997年式)(BU)



三菱ふそう

1990年に発売したU-MS726S/MS826P(エアロバス)シャーシは、左側にエンジンルーバーがないのが識別点。同社はスーパーハイデッカーに富士重工ボデーの架装を認めなかった。

2015/7/5 UP! (左)エポック観光(三菱ふそうU-MS726S)(BU)

2003/10/27 UP! (右)千葉中央バス(三菱ふそうU-MS826P/1995年式)(BU)

  1995年のマイナーチェンジ(KC-MS826P)でいすゞと共通のフロントマスクに、リアスタイルを低位置テールランプ・1枚エンジンパネルに変更。かつて国鉄ハイウェイバスや中央観光豪華サロンカーなど、数々の名車を生み出した三菱ふそうへの架装は98年3月で終了した。

2002/2/22 UP! 鏡浦自動車(三菱ふそうKC-MS829P/1996年式)

富士重工-ボルボアステロ-ぺスペリオールSSD(1991-2000)

U-型

  1991年6月に発売した「アステローぺスペリオールSSD」。320馬力のボルボTHD102KE型エンジンを搭載する新型「B10M MKIII」シャーシに、新デザインの17型S(通称7S)ボデーを架装。迫力のあるフロントマスク、ステップアップされたルーフなど、独特の存在感を放った。

2013/1/4 UP! 自家用(U-B10MC)(BU)

1996年のマイナーチェンジ(U-B10MC)でラジエターを前面から右側面に移設。フロントマスクに社名表示窓を、リアにガーニッシュを追加してデザインを一新した。
乗客定員33人(2階・28+1階5)で、2階は独立3列シートをレイアウト。

2013/1/14 UP! 総和観光(U-B10MC/1996年式

U‐B10MC型 全長11,980mm/全幅2,490mm/全高3,735mm/THD102KE型(9,595㏄・320ps)/4,350万円

KC-型

  1997年6月のマイナーチェンジ(KC-B10MD)で344馬力のボルボDH10型エンジンを搭載する新型「B10M MKIV」シャーシを採用。インパネを変更し、MT車を廃止した。

2010/1/16 UP! 有田交通(ボルボKC-B10MD/2002年式)(BU)

元 サワキ観光   こちらはT字窓を採用した乗客定員48人(2階43+1階5)。上記有田交通納入車は乗客定員36人(正席36)で、2階前部にフルターンシート・中央部にバーカウンター・後部に固定サロン、1階に対面シート・トイレを装備。2001年5月に同車は製造を終了した 。

2012/10/15 UP! 総和観光(ボルボKC-B10MD/1999年式)(BU)

  KC-型は低排気量ターボエンジンによる経済性の高さ、ATとリターダによるイージードライブ、後部2階建てによる収容力の高さから、主にJR系の長距離路線用として販路を広げた。

2013/1/4 UP! 自家用(KC‐B10MD)(BU)

KC-B10MD型 全長11,990mm/全幅2,490mm/全高3,650mm/DH10型(9,595㏄・344ps)

富士重工-ボルボアステロ-ぺスペリオールSHD(1991-2000)

U-型

1991年に発売した「アステローぺスペリオールSHD」。1階部分に大型ガラスの無いスタイリングは、右の元・富士重工サンプルカー1台のみ。
特別注文で1階にもガラスを設置したため、非常口等を除いてSSDとほぼ変わらないスタイリング。後部ステップアップ構造など特徴的な車内はそのままに、1階へ続く階段をSSDでは左に寄せているのに対し、SHDは中央通路に設置。そのため2階席のみの定員は最大で53名と、SSDよりも6席多く確保できる。
1階階段付近。広さはSSDとほぼ同等なものの、2階席重視の階段レイアウトによって最後部にシートが置けない。1階前方は乗務員のサービスコーナーとして、冷蔵庫やAV機器を装備。また最後部は2階への通路と階段との兼ね合いで、吹き抜けとなっている。スペリオールからボルボ製7速MTも選択可能になったが、導入されたのは北都交通をはじめ数台だった。

2006/7/10 UP! (左)エコロジャパン(ボルボU-B10MC)(BU)

2005/3/19 UP! (右)橘交通(ボルボU-B10MC/1992年式)(BU)

2005/9/20 UP! 車内例(ボルボU-B10MC/1992年式)



U-B10MC型 全長11,980mm/全幅2,490mm/全高3,735mm/THD102KE型(9,595㏄・320ps)/4,000万円

KC-型

  1997年6月のマイナーチェンジ(KC-B10MD) で344馬力のボルボDH10型エンジンを搭載する新型「B10M MKIV」シャーシを採用。販売台数増加を狙ったコストダウンのため後部二階建て構造を廃止し、ストレートルーフに変更。富士交通・北都観光バス・宮城交通(元・メーカーサンプルカー)が各1台導入。

2010/1/19 UP! 美杉観光バス(ボルボKC-B10MD)(BU)

KC-B10MD型 全長11,990mm/全幅2,490mm/全高3,650mm/DH10型(9,595㏄・344ps)

富士重工17S(1992-2000)

いすゞ

  1992年3月に発売したU-LV771R/KC-LV781R(スーパークルーザーSHD)シャーシの17型S(通称7S)は、左側の横長エンジンルーバー・ショートホイールベース・10スタッドホイールが識別点。

2004/3/29 UP! 北千葉観光バス(いすゞU-LV771R/1992年式)(BU)

  1995年のマイナーチェンジ(KC-LV781R)で異型ヘッドライトの新型フロントマスクに、リアスタイルを低位置テールランプ・1枚エンジンパネルに変更した。こちらはKC-LV782R1(ガーラII)シャーシにホイールベース間にリフトを設置した特別仕様で、8ナンバー登録。

2005/1/22 UP! 昭和観光自動車 ドルフィン(いすゞKC-LV782R1/1998年式)(BU)

日野

元 笛吹観光 1992年3月に発売したU-RU3FT/2FT(セレガGD)シャーシは、左側の縦長エンジンルーバー・やや低いテールランプ ・ロングホイールベース・10スタッドホイールが識別点。

2010/1/16 UP! 昭和観光自動車(日野U-RU3FTAB/1993年式)(BU)

2003/10/27 UP! 車内例(日野U-RU3FTAB/1993年式)

  1994年のマイナーチェンジ(U-RU3FSAB)で異型ヘッドライトの新型フロントマスクが選択可能になった。

2010/10/16 UP! 茨城オート(日野U-RU3FSAB/1995年式)(BU)

元 坂東交通>銀嶺バス 元 坂東交通>銀嶺バス   1995年のマイナーチェンジ(KC-RU4FSCB)でリアスタイルを低位置テールランプ・1枚エンジンパネルに変更。

2010/6/15 UP! 東伸観光(日野KC-RU4FSCB/1998年式)(BU)

元 奈良観光バス 元 奈良観光バス   1997年に発売したKC-RU4FSCB(セレガGJ)シャーシの低運転席仕様。日産ディーゼルは現在でも、そしていすゞはガーラ登場まで低運転席対応のシャーシを持たなかったため、日野のみの架装。フロント回りは低運転席専用設計だが、製造されたのは奈良観光が導入した2台に留まった。

2012/11/4 UP! タイガーバス(日野KC-RU4FSCB/1996年式)(BU)

富士重工21型M(2000-2003)

  2000年に発売したKL-LV781R2(ガーラ2000 I)シャーシの21型M(通称1M)は、横長の左側エンジンルーバー・10スタッドホイールが識別点。京成グループ・富士交通・仙北富士交通・内山観光・エンジェル観光等計14台導入。
乗客定員54人(正席45+補助席9)の車内。奥行を詰めた荷物棚や超ワイドラインライト 、AV機器を一体収納できる広大なダッシュボードなど、1Mならではのオリジナリティ溢れるデザイン。

2003/3/9 UP! エンジェル観光(いすゞKL-LV781R2/2002年式)(BU)

2005/1/22 UP! 車内例(いすゞKL-LV781R2/2002年式)

富士重工21型S(2000-2003)

    2000年に発売したKL-LV774R1(ガーラ2000 II)シャーシの21型S(通称1S)は、横長の左側エンジンルーバー・10スタッドホイールが識別点。 東京ヤサカ2台、三重交通高速車・三八五バスが各1台導入。

2015/7/5 UP! 東京ヤサカ観光バス(いすゞKL-LV774R2/2001年式)(BU)

撮影/MS・MS513RA改様、GK・銀河急行様、TS・東海三郎様、 BA・ばすずき様、 HT・HT225AA様、HI・HIMAJIN様、FT・F・T様、FU・ふくふく号様、BU・ぶうちゃん様

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